印旛沼の干拓

先週千葉を襲った集中豪雨により、印旛沼の支流である高崎川が氾濫して佐倉市内が水に浸かりました。
被害に会われた方にお見舞い申し上げます。

昔は広大だった印旛沼が、農地の拡大により干拓されてかなり面積が縮小した事は過去のブログに書いたのでご覧ください。
https://gaullacraft.at.webry.info/201412/article_10.html
印旛沼に限らず、大抵の広大な湖沼は干拓で小さくなっています。

そして今回氾濫した高崎川は、鹿島川に合流したのち印旛沼に流入するのですが、その鹿島川も過去に農地拡大のために干拓されています。
まずは昭和23年の写真をご覧ください。
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川が非常に太いですね。

そして次は平成元年の写真を見ると…
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川幅がものすごく細くなりました。
埋め立てられた土地には、ズバリ「鹿島干拓」という地名が付いています。
ちなみにこの時代はよく知っていて、川も深くて良く釣れました。

そして現在のGoogleマップをご覧ください。
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今度は川幅が2倍以上に広くなっています。

つまり、農地がそれほど必要なくなって、今度は治水のために川幅を広げているのです。
これは鹿島川だけでなく、高崎川でも拡張工事は行われました。

しかし今回は残念な結果になってしまいました。

一つ言えるのは、川幅を広げたことで流れが無くなり、水深がものすごく浅くなりましたね。
広げる前と水量的にはさほど変わらないのでは?なんて思っちゃいます。

人間の思うように自然をコントロールしようとすること自体に、無理があるのかも知れません。 T.A


印旛沼掘割物語―江戸・天保期の印旛沼掘割普請始末 (ふるさと文庫 198)
印旛沼掘割物語―江戸・天保期の印旛沼掘割普請始末 (ふるさと文庫 198)